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鉄道点描 第三回 ”踏切” - 詳細とあとがき

・詳細
各ページの撮影状況、撮影データなどをここに残しておきます。
撮影者がどんな思いでこの絵を撮ったのか、少しでも感じられると幸いに思います。


(05/11/7 10:09:51 三島−沼津間)
ISO200 F4.0 1/200sec 254mm Av
光の差し込む部分が反射して
周囲の風景を映し出しています。
鏡面の曲面が創り出す不思議な歪み。
広角レンズの像のようです。



(06/3/8 11:04:47 三島−沼津間)
ISO200 F5.6 1/1000sec 320mm Av
マイナスの露光補正を入れて撮影。
思い切って黒つぶしてみました。
影の暗が創り出す、重厚さが感じられれば幸いです。



(06/6/28 10:07:19 三島−函南間)
ISO400 F4.0 1/2000sec 282mm M
ヒサシの、光が反射するツヤと、
曲線と直線の共存する優雅さに
見とれて思わずシャッターを切っていました。
思い通りの構図になるまで何回か切った覚えがあります。



(06/10/26 10:53:07 沼津−三島間)
ISO200 F5.0 1/2000sec 67mm Av
今回最新の写真になります。
鋼は、表面が錆びても内部は強固であり
かえって剛性を増す、と大学で習った覚えがあります。
鋼のねばり強さと、奥にかすかに映る踏切を意識した構図です。



(05/6/26 9:52:12 沼津−三島間)
ISO200 F5.6 1/1000sec 320mm M
10時過ぎの、3363列車撮影が目的でしたが
遅延していた富士はやぶさに遭遇した結果が転じて、この作品となりました。
この鉄道点描の視点から見れば、絶妙な絵に思えるところが
見せ方は重要なんだな、と思わされることしきりです。



(06/2/25 9:53:58 早川−根府川間)
ISO200 F5.6 1/500sec 320mm M
オフ会での撮影中、ふとつかんだシャッターチャンスです。
動態予測で追い続けながら撮影、面白かったと記憶しています。
普段は編成写真一辺倒ですが、こういう遊びの姿勢も欲しいところです。



(05/12/3 11:08:23 沼津−三島間)
ISO200 F4.0 1/3200sec 29mm M
冬は空が澄んできます。
地面と空気の温度差が少なく空気の揺れが少ないからです。
そんな冬の空の下、広角いっぱいに空を見上げて撮影してみました。
F4.0の開放気味ながら、カリッとした、青々した絵が撮れました。



(05/11/2 9:36:03 物井−佐倉間)
ISO200 F5.6 1/1250sec 88mm Av
2006年のオンライン向け年賀状に使用された絵です。
普段名前を意識せずに撮っている花々も、
調べると様々な由来を持っていることが分かります。



(05/6/24 10:11:09 三島−沼津間)
ISO200 F5.6 1/500sec 320mm Av
日記で、踏切での撮影を主に行っている、と
アピールするような内容に使われた画像と記憶しています。
ちなみに、「踏み切り」は跳び箱などで使われる踏み切り板を指します。


10
(06/2/22 6:06:01 函南−三島間)
ISO1600 F5.6 1/60sec 210mm Av
早朝の撮影の中の一枚です。
夜明けに向かってシャッターを切れば、
自画自賛の、素晴らしいシルエット絵が浮かび上がります。
相反する冷たさと暖かさが感じられるように思いました。



・あとがき
作品中の踏切に絡む絵を集めてみた。

踏み切り単体に関わる絵が多く、
また無機物である踏み切りを重視した絵作りが中心となっている。
列車との絡みもまた少なく、そこに有機物の表情は見えてこない。

が、よく絵をながめていると、無機物でありながらも、
踏切にいろいろな想いを込めて眺めることとなる。

そこには、踏切の果たす役割、各部分の必要性が
おぼろげながら見え、感じられる。

この絵の数々をごらんいただいた、あなた自身は
踏切にどんな思いを抱くのだろうか?
今は、ふとそんなことをたまに思い浮かべている。

挑戦は続く。

06/10/26 15:51
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