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富士蒲原撮影行
2005年9月19日(月)
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・始めに


このレポートは、2005年9月19日に
貨物を併せて撮影してきた時の記録です。

内容は、極力理解しやすいよう書いているつもりですが、
いかんせん、作者自身がそう詳しくはなく、撮ったものを見た印象で
レポートを書いてますので、その辺りはご了承下さいませ。
同時に文章の正確性を保証するものではないことを、
私からの免責と代えさせていただきます。
何か、間違いや分からない所などありましたら
メール等でお知らせいただけると幸いです。
(>メールフォーム

(写真はクリックすると、横絵600x400pixel、縦絵400x600pixel で表示されます)

三島 10:31 - 10:38 沼津
東海道本線 1429M

今日はふと「西へ出よう」と思い、
出かけるしたくをして、三島駅へと向かう。
3363列車の撮影時間が近い。三島駅で撮ることにする。
発車を待つ伊豆箱根鉄道7000系が見え、
三島駅上りホームに立ち、3363レを迎え撃つ。

なにげに側面広告車
伊豆箱根鉄道駿豆線 7000系(10:14)
なにげに側面広告車
EF65 1073(10:24)

3363レの編成は以下の通り。
コキ104-757 + コキ104-2472 + コキ104-1682 + コキ104-2102 +
コキ106-394 + コキ104-2332 + コキ104-1859
やはり日曜祝日の編成は鵜殿コキ7両のみになるようである。
この後、後続の1429Mに乗って、沼津で1074レを撮ることにした。

沼津に到着して、御殿場線313系を軽く撮り、
移動して5・6番線ホームの西端に立つ。

313系3000番台
御殿場線(10:41)
乗ってきた列車
1429M後ろはS5編成(10:41)
3種競演
左から御殿場線115系・313系3000番台・東海道線113系
編成番号までは分かりません(10:46)

流し
非常に微妙なデキです
後ろが切れました(10:58)

結局1074レは原因不明のまま来ず、沼津止まりの貨物を撮るために
原、もしくは東田子の浦へ行く。

沼津 11:08 - 11:19 東田子の浦
東海道本線 1431M

祝日のさなか、ほぼ着席、若干の立ち客が出ている状態の中、
211系5000番台に乗車して、更に西へと向かう。
東田子の浦で降車して、上り貨物沼津止まりの5090レを撮る。
到着直後、ヘッドライトの明かりが彼方に見えた。

テレフタル酸
EF65 1078の5090レ沼津行きは
テレフタル酸積載コンテナが目玉(11:22)

微妙な傾き
2+2の211系5000番台が行きます(11:27)

なお、検索によると、テレフタル酸はプラスチック繊維である
ポリエステルの原料となる物質らしい。
未だ、鉄道貨物輸送が物流を支えている事実を再認識する。

東田子の浦の独特の車体の傾きに撮影はままならず、富士へと移動する。

地平の彼方
延々と続く架線柱(11:30)

東田子の浦 11:39 - 11:48 富士
東海道本線 433M

前面展望が良好な211系5000番台に揺られて富士へ到着。
周辺に数多くの専用線や、貨物入れ換えの施設を持つ富士駅。
列車から降りると、さっそくEF66の貨物が、入れ換え待機していた。

1093レ-5093レ
沼津で仕出しされたレフタル酸コンテナが
空きとなって、大竹へ向かい、待機となる(11:50)

テレフタル酸コンテナ
中はおそらくからっぽ。
工場へ向けて出発を待ちます(11:52)

その後は、大した貨物扱いはなく、
旅客中心に下り5・6番線ホームから様々なアングルで撮ってみた。

かげる113系
113系T7編成の746M沼津行き(11:53)
自分をたとえるなら一台単行独りの123系
回送でやってきて、山北の半ズレ幕が
富士−西富士宮幕に戻って、身延線方面へ向かいました(11:59)

かげる115系
115系B8編成の3628M、
富士から224M沼津行き(12:00)

行き交う123系
富士−富士宮間は複線
ひんぱんに列車が行き交います(12:15)

更に西へと向かうべく、直後やってきた下り列車と飛び乗った。

富士 12:19 - 12:28 蒲原
東海道本線 1433M

先頭車両に乗り、車内に立つ。
後ろからやってくる373系ワイドビューふじかわ6号を、
そして東からやってくる貨物列車を撮るために前後左右の
景色を見ながら撮影場所を探していく。
窓ガラスから漏れる光の向きで、現在走っている場所、
止まっている場所のどこから順光でキレイに撮れるか、
目を凝らしていく。
途中の富士川駅が良さそうだったが、さらに西へと向かう。
新蒲原、対向式ホームなので撮影は難しそう。
蒲原に到着、運転席から前方を眺めると、ちょうど順光の位置で、
視界の良さそうな踏切を発見。

とっさに列車を降りた。

列車を撮りつつ、蒲原の街をさまよい歩く

なにげに側面広告車
自動改札設置工事中です
”改札口の走り抜け等はできなくなります
余裕を持ってご乗車下さい”と
書いてありました(苦笑)(12:32)

なにげに側面広告車
簡素なロータリーに、まわりに商店はなく
とても質素な駅周辺でした(12:33)

どこで降りて撮影するか分からなかったので、
三島から180円の沼津までに相当するきっぷを買っておいた。
これを改札の係員に渡して乗り越しして出場。\180+\480で\660なり。
改札を出て、踏切のあるであろう方向へと歩いていく。
ちょうど線路沿いの道があった。
照りつける陽の光の下、3分ほど歩くと目的の踏切を発見、
西へ向かう列車が順光で撮れるであろう、海側へと踏切を横断して行ってみる。

おかげで、良いアングルだった(^^)
東へ向かう上り列車は、踏切の施設で、撮りおさめられる視界ではないが
列車までの距離が10数メートルあるため、
流しで撮るには良い場所であることが撮ってみて分かった。
流しの練習とばかりに、踏切が鳴りやってきた上り列車を早速流し撮りしてみる。

113系C9編成
134M 富士行きは113系C9編成(12:42)
ShutterSpeed 1/80sec
この時点ではシャッター速度は1/80秒です(12:42)

そして、すぐさま373系ワイドビューふじかわ6号はやってきた。
高速で通過していく、ワイドビューふじかわに
食らいつくべく、シャッターを切る。

373系F9編成
4006M 静岡行きワイドビューふじかわ6号は
373系F9編成(12:43)

手前のスイッチボックスが若干気になるが、
良いバランスの編成写真が撮れておおむね満足した。

次の狙いの下り貨物5077レを、13:20過ぎと予測して、
おなかが減っていたため、食事ができるお店を探して
蒲原駅周辺を歩くことにする。

干し草?
公園の防災倉庫前のスペース。
何を干しているのでしょう?(12:47)

後ろは海、前方は山
蒲原駅東側トンネル交差。
下り763Mが蒲原駅へ滑り込んできました(12:49)

蒲原駅の南側を、駅の東方向へ向かって歩いて回るが、
民家ばかりで飲食店は皆無。
駅の北側に出て、駅前を過ぎ、今度は西側へと歩いていく。

川の流れ
川の流れが田舎町風情を感じさせます(12:53)
逆光下の流し
加速して速度が乗っているので
スピード感があります(13:00)

海沿いを走る国道一号線とつながる道路を横切る踏切で、
これ以上西へ向かうのをあきらめ、先ほどの踏切を目指して戻っていく。
途中、空腹感で辛かったので飲み物を買い、飲み干して飢えをしのぐ。
歩くこと10分、先ほどの踏切へ戻ると列車がまさに発車しようと言うところ。
急いでカメラを取り出して、構えて広角絵を撮る。
おおむね良い765M浜松行きが撮れた。
その後、下り列車は編成写真、上り列車は前後を流し撮りというパターンで
目的の貨物列車がやってくるまで撮影をくり返した。
そして、目的の貨物列車5077レは13:30過ぎにやってきた。

113系C9編成
765M浜松行きは113系C9編成(13:10)
115系S8編成デカ目登場
472M熱海行きは115系S8編成(13:12)
115系B9編成
473M豊橋行きは115系B9編成(13:21)
211系SS5編成
756M三島行きは211系SS5編成(13:22)
211系SS5編成
SS5編成後追い流し。
ここから1/80秒から1/40秒の
シャッター速度に下げて流します(13:22)

EF66 37牽引5077レ
5077レ。いつの間にかEF66 37は
新更新色に塗り替えられていた(13:33)

5077レの、編成の全体が入らないのは覚悟済みだった。
大した破綻もなく、カマを先頭にバランス良い絵を撮ることができ、
意気揚々と、次の目標1062レと3362レをめざし、家へと帰る東の方向へと列車で向かう。

西を向く
西向き、静岡・浜松方面の眺め。(13:35)
東を向く
東向き、蒲原駅の見える、
沼津・三島方面の眺め。(13:36)

蒲原駅へ戻ろうと歩いていると、上りワイドビューふじかわが通過していった・・・。
しまった、時刻表の確認不足だった_| ̄|○
下りが撮れたので良しとする(苦笑)

蒲原 13:37 - 13:46 富士
東海道本線 440M

211系5000番台の熱海行きに乗って、車中で時刻表を見て、
富士駅へ向かうことにした。
いい加減、空腹感が極大に達していた。
富士駅で貨物列車を待つまでの間、食事を取ることにする。
富士駅を一旦出て、目の前にある軽食店で焼きそばを食べる。
テーブル席の全面ガラス窓からは、身延線ホームが手前に見え、
左手に東海道線ホームが見え、架線がジャマなものの、眺めは良かった。

ヤキソバ
5093レのコンテナが向こうに見え、
西方向を見下ろせます(14:05)

最初に富士に来た時に撮った、EF66 28牽引の5093レが出発していく中、
せわしなく焼きそばを急いでかき込む。
早々に店を出て、三島までの乗車券\480を買い、
撮影場所である東海道下りホーム5・6番線へ向かう。

その中、とんでもないアクシデントが起きた。

カバーをロックしていなかったカメラバッグから、
55-200望遠レンズが転げだし・・・・

ガタンッ!

あわれ、55-200望遠レンズは地上に激突した・・・。
慌ててひろい上げると、無惨にも前面ガラス部分が割れていた・・・(T_T)

頭の中が真っ白になる。
一瞬、頭の中をよぎった思いは、「約4万円か・・・・」という、
買い直して、復活させるのにかかる費用だった(苦笑)
しかし、撮影場所へ移動して、ガラスの破片を取り除くと、あることに気づいた。

(あ・・・割れたの、MCプロテクタだ・・・・レンズ本体は生きてた!\(◎o◎)/)

そう、レンズを傷や、汚れから保護するために着けていた、
レンズ前面に装着していたガラスフィルタ、MCプロテクタが
レンズの身代わりに衝撃を集め、割れていたのだ。
肝心のレンズは、ガラス片をブロアーで吹き飛ばした結果、目立った外傷はなかった・・・
そんな中、やってきた1062レをあわてて撮る。

EF66 10新更新色
気が動転していたわりには
バランス良く撮れた1062レはEF66 10でした(14:15)

そして、3362レは沼津で停車中のものを撮ることにして、
最後に三島で下り貨物の4073レを迎え撃つことにする。
ワイドビューふじかわ8号を撮って、
直後やってきた沼津行きの列車に乗る。

373系F4編成
ワイドビューふじかわ8号は373系F4編成でした
富士で、進行方向転換し、東海道線へ入ります(14:31)


富士 14:32 - 14:51 沼津
東海道本線 764M

途中で、蒲原で撮ったデカ目S8編成と、すれ違うだろなと
思いつつ列車の中の時間を過ごす。
20分弱で終点沼津へ到着、到着寸前、ワムのみであった3362レがかいま見えた。
早速5・6番線ホームへ移動して、発車直前の3362レを撮る。

EF65 1091
3362レはワム6両、EF65 1091号機牽引でした(14:55)
ワム後追い流し
後追いのワムを
1/13秒低速シャッターで流しました(14:58)

そして、後続の三島行きに乗って、この日最後の鉄の旅路である。

沼津 15:04 - 15:10 三島
東海道本線 764M

車窓から、数々の慣れ親しんでいる撮影地を眺めつつ、
列車は終点三島に到着。新幹線乗り換えする人、駅から出ていく人、
伊豆箱根鉄道線に乗り換える人、後から来る熱海方面の列車を待つ人
様々な人の流れになった。
そんな中、自分は3・4番線上りホームの東端に立ち、
4073レを無事撮ることができた。

EF65 1060
4073レはEF65 1060号機牽引でした(15:15)
延々と続くコンテナ
コンテナを満載して、西へ、西へと向かいます(15:16)

そして、小さな撮影旅は終わりを告げ、自宅へと帰っていくのであった。

−完−

協力:

  • まめたさん、ならびその友人の方
    身延線の複線に関する記述、
    列車番号の訂正をご指摘いただき、ありがとうございます。
  • 参考
    鉄道貨物の世界
    http://www.bekkoame.ne.jp/~tomoki/jrf/index.html
    沼津−大竹のテレフタル酸コンテナの扱いについて、
    掲示板の過去記事を参考にいたしました。
05/09/20 β2版
05/09/23 初版
05/10/06 訂1版

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